妙成寺みょうじょう文化財をまもる会

妙成寺(みょうじょうじ)文化財をまもる会」は、開山700有余年を数える古刹(こさつ)寺院「瀧谷(たきだに) 妙成寺(みょうじょうじ)」の文化遺産の調査、整備、保存と活用を図り、その支援を目的とするために発会いたしました。

妙成寺文化財をまもる会

趣意書

金榮山妙成寺(きんえいざんみょうじょうじ)は、北陸における日蓮宗の本山であります。

今から700有余年前の永仁(えいにん)2(1294)年に、日蓮聖人の弟子であった日像上人が、師の遺名により妙法を京都に広めようとして、佐渡から都上りの途中、船中で能登石動山(せきどうざん)天平寺(てんぴょうじ)座主(ざす)満蔵法印(まんぞうほういん)(日乗上人)を教化改宗、一寺を建立(こんりゅう)したのが当山の始まりであります。

現在の重要文化財10棟、県指定3棟は、加賀藩前田家初代から5代にわたって造営され、中でも3代藩主利常(としつね)公は、生母寿福院(じゅふくいん)菩提所(ぼだいじょ)として本堂、祖師堂(そしどう)五重塔(ごじゅうのとう)等を建立し、妙成寺(みょうじょうじ)の基盤を築き上げました。

また、その造営には建仁寺流(けんにんじりゅう)の大工坂上一門が(たずさ)わり、絢爛(けんらん)たる桃山文化の建築美を象徴する七堂伽藍(しちどうがらん)を完成させました。

特に、元和(げんな)4(1618)年に建立された日本海側随一の大きさを誇る五重塔は、建仁寺流の特徴を色濃く残すと同時に、地震や日本海側の冬の季節風に耐えられる特殊な工法が用いられ、その秀麗(しゅうれい)な姿は名塔の(ほま)れ高く、江戸期屈指(くっし)の五重塔と言われています。

また、万治(まんじ)2(1659)年に建立されたと伝わる書院についても、全国的に数少ない数奇屋風書院造(すきやふうしょいんづくり)として注目されています。

これらの妙成寺(みょうじょうじ)伽藍(がらん)をはじめとする数多くの文化財を有効活用することが百万石文化を誇る石川県にあって重要であり、将来的には国宝指定も視野に入れた活動を実践する必要があります。

そこで、妙成寺(みょうじょうじ)檀信徒、市民、県民はもちろんの事、皆様方のご支援を得て貴重な文化財(文化遺産)を末永く保護し、後世に伝承していくために「妙成寺(みょうじょうじ)文化財をまもる会」を設立いたしました。

趣旨に深いご理解を賜りますよう、お願い申し上げます。

年会費

個人会員
2,000円
法人会員
10,000円

※そのほか賛同金等も受け付けております。

詳細についてはお問い合わせをお願い致します。
〒925-0002 石川県羽咋市滝谷町ヨ-1 本山妙成寺(みょうじょうじ)
妙成寺(みょうじょうじ)文化財をまもる会事務局
電話 0767-27-1226 FAX 0767-27-1227
メール info@myojoji-noto.jp