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文化財調査委が班長会議

会議の冒頭、あいさつする駒野貫首=妙成寺

 妙成寺文化財調査委員会は7月30日、同寺庫裏で平成30年度第1回班長会議を開き、全5班がさらに連携を強めて歴史的・宗教的な価値を探っていくことを申し合わせました。

 冒頭、駒野日高貫首は、2年目に入った調査の本格化を受け「皆さんのお力によって、妙成寺の歴史をきちんと作り直したい」とあいさつしました。続いて、中村利則委員長(京都造形芸術大大学院客員教授)は、本堂と祖師堂、三光堂の3堂並置に見られる独自性や、建物の造営に当たった大工集団「坂上家」などを探ることに意欲を示しました。

 この後、建築、古文書、美術、埋蔵文化財、庭園の各班長から、これまでの活動状況と今後の取り組み方針が報告されました。委員会としては、3カ年調査の最終年度に当たる平成31年度末までに総合評価をまとめます。