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書院と三光堂の屋根の修復決まる

屋根が修復される書院。一角に雨漏り防止のシートが張られている=妙成寺

 妙成寺は、国指定重要文化財の「書院」と「三光堂」を今年度から3カ年計画で修復することを決めました。こけら葺きの屋根を張り替えるとともに耐震補強工事も行い、建物の適正な保全を図ることで国宝化実現へ弾みをつけます。

 こけら葺きは20年ほどで修繕するのが一般的ですが、三光堂は葺き替えから40年、書院は26年が経過しました。書院では昨年、雨漏りが生じたため、現在は屋根の上に張った茶色のシートで応急処置を施しています。

 修復は、今年度中に実施設計と材料調達を済ませ、2019年度に三光堂、2020年度に書院の工事を行います。3カ年の事業費は1億9500万円を要し、国が70%、石川県と羽咋市がそれぞれ7.5%、妙成寺が15%を負担します。