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玉三郎さん、五重塔や等伯への思い語る

講演で妙成寺の五重塔などへの思いを語る玉三郎さん=金沢歌劇座

 妙成寺の五重塔建立400年を記念して「シネマ歌舞伎『鷺娘』上映解説会&坂東玉三郎トークショー」が14日、金沢歌劇座で開かれました。

 人間国宝の歌舞伎俳優・玉三郎さんが「美とココロと歌舞伎と」のテーマで講演し、約1500人のファンを魅了しました。五重塔については「建て直しもなく守られてきた。この400年で歌舞伎は様変わりし、名優たちが何代も受け継いできたものを、五重塔はじっと見ていた」と感慨を述べました。さらに、ステージに飾られた寺に伝わる七尾出身の画聖・長谷川等伯筆の『仏涅槃図(ぶつねはんず)』を横に、「大きくて驚いた。顔料を見ても、等伯が多くの応援を受けていたことが伝わってくる」と語りました。