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五重塔はどんな色だった?
妙成寺のシンボルともいえる五重塔。今は、木の色合いしか残っていませんが、実は外装は赤い色をしていたのです。軒下などを見ると、うっすらと色が残っており、古い絵図面にも赤い色をした塔が描かれています。
そこで、羽咋市と北國総合研究所が行っている多面的価値調査の一環として、どんな色をしていたのかを探ろうという話がでてきています。2016年度の調査として塗料を専門機関に依頼して分析してもらおうというのです。
外装のほか、内部に緑色も残っており、五重塔の内陣を取り囲むように立つ4本の四天柱は、金箔を使った複雑な模様などで絢爛豪華に彩られていた跡もみられます。どこまで分析できるかわかりませんが、色の分析ができたらコンピューターグラフィックなどで再現できればいいと思います。