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文化財調査委員会が発足

 妙成寺は来年度から、国宝指定に向けた学術調査を本格化させます。7日に各分野の専門家を集めた「妙成寺文化財調査委員会」の発会式が金沢市のANAクラウンプラザホテル金沢で行われました。3カ年計画で建物や仏像、埋蔵文化財、古文書などの総合的な調査を展開し、2019年度末に報告書を文化庁に提出する計画です。調査は日蓮聖人降誕八百年記念事業として実施し、北國新聞社が特別協力します。

 発会式では、妙成寺の駒野日高貫首が「今回の調査で妙成寺の真価を究め、石川県に素晴らしい伽藍があることを全国に知らしめていきたい」と述べ、砂塚隆広北國新聞社常務があいさつしました。

 委員長には、中村利則氏(京都造形芸術大教授)が選ばれ、駒野貫首から委嘱状を受け取りました。発会式には県、羽咋市の担当者も出席しました。

 妙成寺は五重塔や本堂など10棟の建物が重要文化財となっており、特徴ある伽藍配置などから文化的な価値は高いとされています。次回会合は12月23日に妙成寺で開かれ、年度内に各調査班ごとのテーマを決定し、来年度から調査に着手します。