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文化財発信へ、接客学ぶ
妙成寺では、観光ガイドの「先輩」から団体客のもてなし方を学ぶ研修をスタートさせました。寺の広報担当が能登の観光スポットを訪れて接客現場を見学し、経験豊富なスタッフから、効果的な案内の手順や話術などについてアドバイスを受けます。
国宝化を目指す寺では、国内外への知名度向上と魅力発信のため、これまであまり実績のなかった大型ツアーの受け入れなどを進めることにしています。そこで、対応力を磨くために、観光客へのもてなしや心構えを学ぶことにしました。
第1弾として12月末には、大森教生執事と前田和憲総務課長が、珠洲市の道の駅「すず塩田村」と穴水町の能登ワイン醸造所を訪れました。すず塩田村では、担当者から接客のシミュレーションを通じて、商品の販売に結び付ける工夫などを教わりました。能登ワインでは、団体ツアー客に対応する様子を見学しました。能登ワインの丸山敦史営業主任が「初めて来る場所なのでお客さんは緊張している。あえて『地の言葉』で話すと固くならず、お客さんとの距離も縮まる」と説明し、満足して帰ってもらうためバスが見えなくなるまで手を振り見送る大切さなども伝えました。