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お堂によって建材の加工方法などに違い
文化財調査 建築班が事前調査
妙成寺の文化財調査委員会建築班は1月30日、31日に本堂など建造物の事前調査を行い、寺の価値を掘り起こすための準備を進めました。
事前調査では、建築班の麓和善名工大大学院教授、吉田純一福井工大教授、山崎幹泰金沢工大准教授が本堂と祖師堂、三光堂の内部を懐中電灯で照らしながら、現状を確認しました。その中、麓教授の調査では、三つの堂は構造面で共通した点があるものの、かもいの溝の構造や建材のかんな掛けの方法などが異なっていることが分かりました。
麓教授は「妙成寺の国宝指定を見据え、日蓮宗の建物の中でも際立った特徴や優れた点がないか、しっかり調べたい」と話しています。
事前調査の内容については、2月18日にコスモアイル羽咋で開催されるシンポジウム「妙成寺の美力(みりょく)と不思議」で紹介されます。
シンポジウムの聴講は無料。聴講をご希望の方は羽咋市教育委員会文化財室0767-22-5998か、一般財団法人北國総合研究所076-263-2266まで申し込んでください。