国重要文化財
五重塔ごじゅうのとう
屋根は五重塔としては珍しい薄い板を
張り付けた「栩葺」になっています。
中心の柱の直径約1メートルで、正面と左右の人口扉には人物、鳥獣、植物などの彫刻も施されています。
塔の部材をよく見ると、元来、朱色や緑青で彩られていた跡が残っています。
元和4(1618)年の建立と「棟札」に記されていますが、この「棟札」は一般的な棟札とは形状が異なるため、「塔を建てたことを書き残した案内板」ではないかと指摘する研究者もおり、建立年代が、元和4年より遡る可能性もあります。
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