国重要文化財 庫裡くり 庫裡(くり)は妙成寺(みょうじょうじ)に残る最も古い建築物と言われ、加賀藩前田家の支援を受ける20年ほど前の文禄(ぶんろく)年間(1592~1596年)に、地元の大工によって建てられたと伝わります。 庫裡の玄関に入ると、目に飛び込んでくるのが「龍」のつい立てです。いつの時代にだれが揮毫(きごう)したものかはわかりませんが、縁起の良い字で、法華経(ほっけきょう)の中によく出てきます。 柱をつなぐ長押(なげし)や襖(ふすま)をはめる鴨居(かもい)といった部材に、古い様式を見ることができます。床下には周囲を石積みした穴(あな)ぐらがあり、現在は倉庫になっています。 戻る